ピカピカの透明な管になる
デザイナーは、どこかイタコ的だったり、
カウンセラー的側面があると思う。
相手の要望をくみ取って、
それをベストな形で見える化する。
私がどうしたいという事よりも、
あくまでも相手の中にヒントや最適解はあって、
それを引き出して、相手の人(こと、もの)を輝かせる仕事。
触媒みたいなものなのかな。
あるいは、透明な管みたいな。
(友人がそんなことを言っていたような…)
そう考えたときに、
デザイナー自身が曇りなく、健康で、フラットで、
良い精神状態でいる事がすごく重要なんじゃないかと最近思う。
いかに相手の要望をベストな形で
(相手が望む以上の状態で)アウトプットできるか。
それは、デザイナーの健康状態にかかっているのではと思う。
どうしても、期待に応えたいあまりに
自分のことを後まわしにしがちな職種。
不健康になりがちなデスクワーク。
でも、自分が最高の状態でいる事が、
きっと良いデザインに繋がるはず。
おいしいご飯を食べたり、セルフケアをしたり、よく遊んだり、
自分の「心地よい」をあとまわしにしないで、
私は、自分の管を常にピカピカに磨いておきたいと思う。
自粛期間中のこと
未来のために、忘れないように。
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◎2020年4月と5月のこと
4月:緊急事態宣言により、
学童と保育園が休所することに戸惑う。
平日は、子どもをみながら仕事をするけれど捗らない。
休日に仕事をすることになり、実質休みがなくなる。
5月:夫と子守の日、仕事の日を分担し、
メリハリをつけ、だいぶペースが掴めてくる。
子守の日は散歩をしたり、自然に触れたり、
子どもと思いきり過ごすことにする。
お正月ぶりに2日連続で休める日も。
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◎この期間にやったこと
【自分のこと】
・デザインの過程を子どもに見せる。
・地元、気になるお店、友人のテイクアウトメニューを頼む。
・できるだけ地元で買い物をする。
・セルフケア=冷えとりを強化。
・気になっていた本を読む。
・世界のことを知るため、気になる人のYouTubeを観たり、情報を集める。
・ハーブを育てることにチャレンジ。
・近所の野草や鳥を気にするように。
・お料理。
・ストレッチ。
・「THIS IS US シーズン3」を観る。
・自分がどう生きたいか考える。
【子ども/家族のこと】
・住んでいる町中を毎日散歩。
・自然の中で遊ぶ。
・自由な工作。
・自由な実験。
・「鬼滅の刃」を観る。
・「だいじょうぶだぁ」を観る。
・家族でジングルを演奏。
・家族でアマビエさまを描く。
・独自の学習。
・行けていなかった歯医者さんに行く。
・お友達とビデオ電話。
・ボードゲーム。
・アサガオやお野菜を育てる。
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2月頃と今とでは、すっかり世界が変わってしまった気がする。
もしくは、世界の見方なのか。
仕事と家事と育児の両立は容易ではなかったけど、
こんなに子どもと過ごせたこと、
立ち止まって考えられたこと、
いままでの世界の「あたりまえ」を疑うことができたこと、
身の回りの豊かさに気づけたことは、とても良かった。
私は、ずっと、余白がほしかったのかもしれない。
明日から、いろんなものが再開するけれど、
前の世界に戻れるとは思わないし、戻りたいとは思わない。
じゃあ、どういう世界にしていきたいかというところに対して、
もう少しゆっくりと考えを巡らせたいと思ってる。
それにはまだまだ時間が足りないのだけど、
「わたし」がこの先大事にしていきたいことの、輪郭は掴めた気がする。
その輪郭を大事に、明日からまた一歩ずつ進んで行こうと思う。
一歩ずつ。
TREE 5つのやくそく
今週、緊急事態宣言が解除されましたが、
私にとってこの自粛期間は今後の人生のあり方を見つめる大事な期間でした。
世の中では、再開ムードが高まっているけど、
私はもう、二度と元の世界には戻れないと思っています。
一方で、自分はどう生きたいか?どう働きたいか?を考えるビッグチャンスであり、
より人々が住みやすい地球をつくっていくビッグチャンスだと感じています。
私は、焦らずにもう少し自分をかけて自分と向き合うとともに、
これからどんなスタンスで仕事をしていくか、
いくつか自分と約束をしました。
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1. 地球と自然にやさしく生きます。
2. 事業内容や姿勢を、心から賛同&リスペクトする人と仕事をします。
3. ローカルに貢献します。
4. 愛たっぷりで仕事を行います。
5. ユーモアを忘れずに!
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シンプルに言ってしまうと、
今まで以上に自分の心地よさと、暮らしを大事にする。
そして、できるだけ地元のお店を利用したり、
デザインで伝えたり、地域に還元する。
そして、自分が心から賛同する活動をしている方、
リスペクトする方、大好きと思えるものと仕事をしていきます。
愛とユーモアたっぷりに!
1人1人の幸福度は、平和や地球環境にもつながると思います。
何を選ぶかが問われているし、選べる時代なのは幸せなこと。
たぶん、一生忘れないであろうこの数ヶ月のこと。
それをちゃんと味わって、あたらしい世界へ進んでいきます。
2020.05.27
TREE 清水槙子
お茶美 産学連携発表会 2019
講師をしている御茶の水美術専門学校の産学連携発表会に行ってきました。
ここ1週間、この発表会準備の指導に携わってました。
私が関わった時間だけでも、
一班10分間のプレゼンをつくりあげるまでに
ものすごい挑戦と成長のドラマがあって、
本番の発表を観て胸が熱くなってしまいました。
学生たちには、一生の財産になる時間だったと思うし、
私にとっても、良い意味で価値観と既成概念がぶち壊され、
自分を試される日々でした。
教えるってことは、教わるってこと。
指導というものの難しさと醍醐味がちらりと見えた気がします。
この、実際の企業をクライアントにした
ステージ形式、全身を使ってのプレゼンを通して、
「伝える」ことの難しさ、面白さを学生は学んだと思う。
超実践的なすばらしい取組みだと思います。
19歳の感受性と発想力と、
まっすぐなクリエイティブは宝ですね。
学生の皆さん、先生方、本当にお疲れさまでした!